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原油・コンデンセート:11月30~12月4日:ベトナム産の1月積み商談が一巡、総じて上昇

2015/12/07 07:00

中東原油

 カタール国際石油販売公社(TASWEEQ)とターム契約者の間での2016年1~3月期を対象としたカタール産D.F.C.の販売価格交渉が、ドバイ市況に対して4ドルのプレミアムで決着した。10~12月期のターム価格である「ドバイ市況に対して70セント~1ドルのプレミアム」と比べて、3ドル近い上昇となった。ナフサのクラック・スプレッドの拡大による、1月積みD.F.C.相場の急騰を背景とした、カタール国際石油販売公社(TASWEEQ)による値上げ要請をターム契約者が受け入れざるを得なかった。

 

アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ

 極東産原油の1月積み市況連動相場は、強含み。東シベリア産エスポのドバイ市況に対するプレミアムは4ドル台に乗った。中国の需要家、とくに独立系精製会社による旺盛な需要が、相場を押し上げた。エスポは中東産原油と比べて硫黄分が低いことや、アフラマックス型船舶で輸送されることで小規模な精製会社にとって利便性が高いことなどが背景にある。さらに、ブレントとドバイのEFS拡大によって、ドバイ市況に連動した油種の評価が上がっていることなども要因として挙げられている。一方、サハリン産ソコールの市況連動相場も上昇。インド石油天然ガス公社(ONGC)が実施した2月積みを対象とした販売入札は、ドバイ/オマーン平均に対して5ドルを上回るプレミアムで落札された。

 

 

南方原油

 ベトナム産原油の1月積み商いでは、同国国営PVオイルによる販売入札が一巡。12月積みと比べた落札価格は総じて上昇した。シンガポールの重油のクラック・スプレッドが拡大したことが背景にある。1月積みの入札に関しては、中国国際連合石化(ユニペック)や、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルなどの、主に実需を背景とした落札者が12月積みに続いて積極的な応札に動いたことに加えて、欧グレンコアなどの、トレーダーによる落札が目立っていた。指標となるDTDブレントのコンタンゴが拡大していることによる、転売益を狙ったものとみられる。グレンコアは1月積みを洋上備蓄した上で、タイミングを2月にずらして転売するとみられている。

 

東京 : 原油・コンデンセートチーム  橋本  03-3552-2411
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