リムマーケットニュース >  週間サマリー

原油・コンデンセート:1月18~1月22日:ベトナム産原油の販売入札、ユニペックの落札が続く

2016/01/25 07:00

中東原油

 3月積みのカタール産D.F.C.の市況連動相場は、急落した。イランに対する経済制裁が解除されたことによって、同国産のサウスパーズの供給が増え、中東産コンデンセート全体の需給が緩和するとの見方が強まったためだ。カタール国際石油販売公社(TASWEEQ)は3月積みを対象とした販売入札を通じて、2カーゴをドバイ市況に対して4.7~5.5ドルのプレミアムで販売。一部需要家は、サウスパーズの購入を視野に入れ、すでに購入しているカーゴの転売にも動いているもよう。週前半では、マーバンなどの軽質油種の相場上昇による代替需要が強まったため、ドバイ市況に対して7ドルのプレミアムまで上昇していた。

 

アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ

 3月積みのサハリンブレンドの市況連動相場が、弱含みに転じた。シンガポールにおけるナフサのクラック・スプレッドが年明け以降、下落基調となっていることが、相場を押し下げている。サハリンエナジーはすでに、3月後半~4月前半積みの計4カーゴを販売。成約価格は30日~4月6日積みを対象とした販売入札こそ、ドバイ市況に対して5ドル台後半のプレミアムとなったものの、その他の3カーゴは同市況に対して5ドルをわずかに下回るプレミアム~5ドル台前半のプレミアムに留まった。この下落によって、サハリン産ソコールとの格差がほとんどなくなった。

 

南方原油

 3月積みのベトナム産原油の市況連動相場は、強含みとなっている。同国国営PVオイルによる販売入札については、ルビーがDTDブレント指標に対して2ドルあるいは2ドルをわずかに上回るプレミアムで落札され、2月積みの落札価格を50セント以上、上回った。また、タンロンも同指標に対して1.5ドル~2ドルをわずかに上回るプレミアムと、2月積みより少なくとも70セント以上高い。2月積みとほぼ同水準の落札価格となった3月積みのチムサオの販売入札を含めて、大半を中国国際連合石化(ユニペック)が落札。中国の独立系精製会社による旺盛な需要が背景にある。

東京 : 原油・コンデンセートチーム  橋本  03-3552-2411
Copyright©2019 RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.
facebook      twitter

About SSL?