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アジア石油製品:9月5~9日:北東アジア着ナフサ、10ドル超のディスカウント続く

2016/09/12 07:00

 ガソリン

 アジア太平洋石油会議(APPEC)の開催期間中のため、取引は閑散となった。大連西太平洋石油化工(WEPEC)が、10月積みガソリンの追加販売に動く可能性がある。WEPECはこれまでに、10月前半積み92RONガソリンMR船型をFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し30セント近辺のプレミアムで販売していた。現代オイルバンクも10月積みガソリンのスポット販売余力があるとみられる。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、韓国のロッテ・ケミカルズが10月後半着オープンスペック・ナフサを購入。価格は、カーゴ到着30日前の評価で日本市況に対し11.00ドル程度のディスカウントと伝えられた。既報のとおり、同社が先に買い付けた10月前半着は、同市況に対し12.0013.00ドルのディスカウントだった。一方、シンガポールでアジア太平洋石油会議(APPEC)が始まり、「一部の中東石油会社などは、2017年分のターム販売交渉の準備に入っている」(トレーダー)との指摘が聞かれた。

 

 中間留分

 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は軒並み上昇した。需給の緩みが幾分解消した。製油所の定修などを背景に供給が減少している中、北東アジア積みカーゴが域外にも流れている。韓国の売り手1社が、10月積みMR船型2カーゴをスポット販売したとの情報が寄せられた。価格はFOBベースでシンガポール市況に対し20セント前後のディスカウントと伝えられた。また、他の韓国石油1社は10月積みMR船型をFOBベースで同市況対し30セントのディスカウントで成約したようだ。これらのカーゴのうち一部は、北米に仕向けられるもよう。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(180cst)に対し75.0085.00ドルのプレミアムと前日から変わらず。取引の対象が10月着に移っている。現段階では売買とも少なく、商談は低調。韓国やインドネシアから10月積みのスポット売り物が出る可能性が高い。一方、北東アジアは電力の需要期が終わり、発電用の低硫黄重油の需要は減少する傾向にある。このため、MR船型を対象とした低硫黄重油のスポット需要は限られそうだ。日本の場合は、夏場にもMR船型のスポット買いがほとんど見られなかった。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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