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アジア石油製品:10月23~27日:北東アジア着ナフサの市況が上昇

2017/10/30 07:00

 ガソリン

 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は先週末からまちまちな動きとなった。シンガポールの先物市場で、11月と12月の月間格差が70セント以上のバックワーデーションで推移していることから、トレーダー筋は11月後半積みカーゴについて買値を控えている。この中、中国海洋石油(CNOOC)が先週、112122日華南積み92RONガソリンMR船型をFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し50セントのプレミアムで販売したとの情報が複数の市場関係者から聞かれた。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、大韓油化工業(KPIC)26日の市場で12月前半着オープンスペック・ナフサを購入。価格は日本市況に対し8.00ドル程度のプレミアムという。市場では、「足元のタイミング・スプレッドを考慮すれば妥当な水準」(トレーダー)との指摘も聞かれた。石化製品の基材としても使われる液化石油ガス(LPG)の価格が、ナフサ価格に比べて割高に推移していることもあり、当面はナフサを調達する動きが続くとの見方が強まっている。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は、需給緩和感を受けて弱含んだ。市場関係者によると、11月後半日本積みカーゴが、FOBベースでシンガポール市況に対し60セントのプレミアムで成約されたとの情報が浮上した。また、11月後半積み玉を抱える売り手からも、同市況に対し80セントのプレミアムでの販売は困難との見方を示している。既報のとおり、11月前半積み玉は同市況に対し1.00ドル近辺のプレミアムで取引されていたものの、下落基調に推移しているようだ。北東アジア積み0.001%S軽油は、豪州やフィリピンなどに持ち込まれている。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(180cst)に対し35.0045.00ドルのプレミアムと前日から横ばい。取引の中心が12月着に移行している。冬場に近付いているにも拘わらず、日本国内では低硫黄重油の需要が低迷している。日本の電力会社は、夏場が終わった後の9月以降はスポット買いに出ていないようだ。今後の需要についても、期待が薄いの見方が出始めている。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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