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電力:12月18~22日:寒気と供給不足で一段高

2017/12/25 07:00

卸電力の市場価格は一段と上昇した。Rim Indexスポット(翌日物取引)価格の24時間・中心値は前週(121822)、平日の平均でみると、東日本が前の週に比べ0.82円高(7.6%上昇)11.64円、西日本が同0.73円高(4.8%上昇)15.93円だった。東と西ではともに予想最低気温が広範囲で平年を下回る水準が常態化し、暖房需要が高い水準で推移したもよう。半面、追加された火力も燃料費の高い石油火力が少なくなく、市場への供給量自体も需要に比べ低水準が続いた。中心値は西高東低で、格差は3.60円から5.16円の間で推移した(前の週:西高東低で3.85円から5.49)

 

 中心値が最も高くなったのは20日。東日本が12.42円、西日本が16.75円だった。20日の予想気温は東京の最高が平年より2.3度低い9度、最低が同1.9度低い1度。西日本では、名古屋と大阪は最高気温が10度と予想されたものの、福岡や広島、高松、富山は9度以下だった。特に同日の西日本の6都市の予想最低はマイナス1度から3度で平年を1.5度から3.3度下回る水準。日本卸電力取引所の取引では西日本で、30.00円が1630分から3コマ連続で約定した。これに対し、北海道を含む東日本の高値は2コマで付けた25.00円。全国の20日の電力需要実績は293kWhと前年の1220日に比べ10.1%増加した。ただ、特に西日本の高騰については、市場では買い手だけでなく一部売り手からも、「気温や日照、発電コストでは説明できない異常に高い水準」という声が上がっていた。需要実績を中心地域でみても、東京が10.7%増だったのに対し、関西が6.6%増、中部が8.7%増にとどまり、価格の動きと平仄が合わない。

 

今週(122539)27日と28日頃を中心に寒気が強まるとみられる。気象庁の22日時点の予報によると、主要10都市のうち名古屋と大阪では27日と28日の最高気温が7度にとどまりそう。ただ、東京の予想最高は、それぞれ9度と8度。天気は27日まで曇りがちで、28日になると晴れ間が多くなるとみられる。

 

Rim電力スポット価格(Rim Index)24時間(中心値)

受渡日

18

19

20

21

22

 

平日平均

東日本

12.13

11.57

12.42

10.83

11.27

 

11.64

西日本

15.85

16.73

16.75

15.45

14.87

 

15.93

注:単位は円/kWh   周波数=東日本:50Hz、 西日本:60Hz

 

日本卸電力取引所スポット価格(1日前市場・24時間)

受渡日

18

19

20

21

22

 

平日平均

システム
プライス

13.37

12.96

13.72

12.09

11.72

 

12.77

約定量
(1,000kWh)

177,263

172,342

177,367

182,892

183,398

 

178,652

注:単位は円/kWh

 

 

東京 : 電力チーム  戸塚  03-3552-2411
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