リムマーケットニュース >  週間サマリー

原油・コンデンセート:1月22~26日:3月ベトナム産原油、落札価格は前月を上回る

2018/01/29 07:00

中東原油

 3月積みアブダビ産アッパーザクムの市況連動相場は、OSP指標に対して17~22セントのディスカウントに下押した。売り圧力の高まりが相場を押し下げた。日本の需要家が軽質油種の調達を優先した結果、中質油種のアッパーザクムは台湾とタイを除いて積極的な買い手がいない。さらに3月積みではドバイの代替決済を通じた現物カーゴの受け渡しが少ないことも、アッパーザクムに下方圧力が強まる一因となっている。タイ石油公社(PTT)は、22日に締め切った4月1~10日着を対象とした同国石化会社IRPC向けのサワー原油の買付け入札を通じ、2カーゴのアッパーザクムを調達。売り手の詳細は現時点で不明ながら、価格はFOB換算でドバイ市況に対し70セント前後のプレミアムにとどまったと伝えられる。

 

アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ

 3月積みのアンゴラ産原油の商いでは、アンゴラの生産者ソナンゴルや権益を持つ英BPや仏トタルなどがダリアなど主要油種の売唱えを開始した。ソナンゴルなどのダリアの唱えは、DTDブレントに対して90セントのディスカウント。また、トタルなどは、パズフロールを同指標に対して55セントのディスカントで売り唱えている。また、キサンジュの売唱えは、同指標に対して70セントのプレミアム、サツルノの売唱えは、同指標に対して80セントのディスカウント。ただ、期近積みのカーゴに未消化玉がみられるなか、中国勢などの3月積みカーゴに対する買い手の動きは、全般的に鈍いようだ。

 

南方原油

 3月積みベトナム産原油の市況連動相場は、上昇。これまでの中間留分の相場上昇の流れを受けた。需要家が調達を最優先し、唱えを引き上げたことも影響した。ベトナム国営PVオイルは17日に締め切った入札で、3月積みチムサオ2カーゴ各30万バレルを販売。落札価格の平均はDTDブレント指標に対して3.50ドルのプレミアムだった。落札者2社のうち、ビンスン石油精製が7~11日を購入した。残りの20~24日積みを太陽石油が落札。

 その後、PVオイルは、18日に締め切った入札で、3月23~28日積みのルビー35万バレルを販売。落札価格はDTDブレント指標に対して、3.00ドル~3ドル台前半のプレミアム。英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが落札した。前月2月積みの落札価格であるDTDブレント指標に対して2ドル台後半のプレミアムを上回った。

東京 : 原油・コンデンセートチーム  橋本  03-3552-2411
Copyright©2019 RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.
facebook      twitter

About SSL?