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原油・コンデンセート:3月12~16日:出光がベトナム産バクホヘビーを手当て

2018/03/19 07:00

中東原油/コンデンセート

中東産原油の5月積み商いでは、カタール国営石油会社(QP)13日に締め切った5月積みアルシャヒーンの販売入札は、12日および89日積みの2カーゴがともに中国連合石油(チャイナオイル)によって落札された。価格は前者のカーゴがドバイ市況に対し8セントのプレミアム、後者のカーゴが同市況に対し14セントのプレミアム。両カーゴの平均価格は11セントのプレミアムとなった。

 

アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート

 

5月積みの東シベリア産エスポの市況連動相場は、弱含んだ。代表的な買い手である中国勢の需要が強さに欠けるため、相場が小幅軟化した。露生産者スルグトネフテガスは、15日に締め切った販売入札で対象となる2カーゴ(430日~55日積み、538日積み)を販売した。価格はドバイ市況に対して3.203.30ドルのプレミアムだったと伝えられた。少なくとも1カーゴは、中国化工集団(ケムチャイナ)が手当てしたようだ。スルグトネフテガスは2月中旬に行った4月積みとして第1回目の販売入札では既報のとおり、同市況に対して4ドル台前半のプレミアムで決着していたため、相場は前月と比べ1ドル近く下落したことになる。さらに、露ロスネフチは19日締めで410日積みを対象とする販売入札を開示した。

 

南方原油/コンデンセート

4月積みベトナム産バクホーヘビーの市況連動相場は上昇。一部需要家の製油所で発生した不具合の影響で、スウィート原油であるバクホーヘビーに対する需要が発生。これが相場を押し上げた。ベトナム国営PVオイルは、227日に締め切った入札で、415日積みのバクホーヘビー40万バレルを販売。価格はDTDブレント指標に対して2ドル台後半~3ドル割れのプレミアムと伝えられた。市場関係者から、落札者は出光興産と伝えられた。同社がバクホーヘビーの購入に踏み切った背景として、愛知製油所(日量16万バレル)の直接脱硫装置で215日に不具合が発生したため、急遽代替としてスウィート原油の購入が必要になったことが挙げられている。出光興産は過去にも、製油所の定期修理明けなど、スウィート原油が必要となるタイミングでバクホーヘビーおよびバクホーライトを購入した実績がある。市場関係者からは、「ベトナム産バクホーヘビーは日本に最短日数で輸送することが可能で、トラブルの発生時の代替油種としては最適」(北東アジアの需要家)との見方が寄せられた。

 

 

 

東京 : 原油・コンデンセートチーム  高木  03-3552-2411
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