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アジア石油製品:4月16~20日:北東アジアのナフサ相場が下落

2018/04/23 07:00

 ガソリン

 5月積みガソリンのスポット取引は盛り上がりを欠いた。韓国石油1社がベトナム向けに95RONガソリンMR船型の販売を交渉している程度。中国からは、新たな売り物が聞かれない。需要については、インドネシア国営プルタミナが入札を通じ、5月下旬シンガポール周辺積みの88RON92RONガソリン合計60万バレルを買い付けた。内訳は、88RONガソリンが2325日と2527日積みとして20万バレル型それぞれ1カーゴ、92RONガソリン2830日積みとして20万バレル。落札価格は、前者がFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し2.50ドルのディスカウント、後者がFOBベースで同市況対比6セントのプレミアムと伝えられた。

 

 ナフサ

 北東アジアのナフサ相場は下落に転じた。5月以降、欧州などから持ち込まれるアービトラージ品の増加が予想されているうえ、日本などのナフサクラッカーの定修のため、需要は拡大しにくい状況だ。余剰感のあった欧州のナフサ在庫は、アジアと米国に振り向けられることが決まった。中東では4月現在、定修中の製油所が複数あるものの、56月に定修が明け、ナフサ供給が拡大するとみられる。一方、足元のナフサの需給引き締まり感に関し、コンデンセートの需給ひっ迫に伴い、ナフサへの基材切り替えが行われている影響と指摘があった。

 

 中間留分

 5月積み0.001%S軽油のスポット商談は終盤。市場関係者によると、韓国石油1社が5月末積み0.001%S軽油をCFRベースで販売した。また、日本の元売りも5月積み0.001%S品を、FOBベースでシンガポール市況に対し35セントのディスカウントで販売した。一方、日本国内では出光興産の愛知製油所やJXTGエネルギーの川崎製油所などでトラブル情報が伝えられており、6月積み以降のスポット輸出に影響を与えかねないとの観測も出ている。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は上昇した。需給引き締まりの継続を受けた。今冬は北東アジアの寒さが厳しく買いが相次いだが、その後、東南アジアからの売り物は乏しく、需給バランスは回復していない。春に差し掛かり、日本からのスポット輸入の動きは見られない。台湾中油(CPC)は、5月着の0.5S重油4万トンを、CFRベースでシンガポール市況(180cst)に対し80.00ドルを下回るプレミアムで購入したと伝えられた。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

東京 : 海外製品チーム  田鎖 信之介  03-3552-2411
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