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アジア石油製品:6月18~22日:低硫黄重油の需給が緩和

2018/06/25 07:00

 ガソリン

 北東アジアの石油会社はガソリン市況の低迷を嫌気し、スポット販売に積極的ではない。このため、7月積みの進捗状況は通常より遅れ気味である。ベトナムの需要が低迷している中、韓国積みの成約情報は聞かれにくい状況。また、ラマダンが終わり、インドネシアの需要家による買いも見当たらない。

 

 ナフサ

 重質ナフサに関し、軽質ナフサと比べて需給がタイトで、相場の基調も強いとの指摘が聞かれる。コンデンセートが高値で推移しているため、代替となる重質ナフサの需要が増加しているようだ。8月前半着のヘビーフルレンジ・ナフサを、韓国ハンファトタルは日本市況に対し16.00ドルのプレミアム、SKエナジーも同市況に対し15.00ドル以上のプレミアムで購入したと伝えられた。ヘビーフルレンジ品が値崩れする様子は見られていない。

 

 中間留分

 7月北東アジア積み0.001%S軽油について、新たな成約の情報は寄せられていない。しかし、需給の緩みを背景に、相場は上伸力に欠けている。日本や中国では、複数の石油会社が依然として7月後半積みの売り物を残している。一方、北東アジア品の仕向け先は、豪州、香港およびシンガポール向けに限られている。香港へは近場の中国石油会社が販売を強めている。中国石油1社は、71718日華南積みの0.005%S軽油MR船型をスポット販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況(0.001%S)に対し30セントのディスカウントと伝えられた。同カーゴの香港へ仕向けられる可能性が高い。

 

 重油

 アジア市場で、低硫黄重油の需給の緩みが台頭している。夏場の電力需要期に差し掛かっているにも拘わらず、北東アジアでは低硫黄重油の需要が乏しい。一方、石油メジャーが欧州など域外から低硫黄重油カーゴをアジア市場へ多量に持ち込んでいるとの情報がある。出光興産が5月末に実施した79月北海道着0.33S重油のターム買付け入札は、CFRベースでシンガポール市況(180cst)に対し80.00ドル程度のプレミアムで決着していたようだ。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

東京 : 海外製品チーム  田鎖 信之介  03-3552-2411
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