リムマーケットニュース >  週間サマリー

原油・コンデンセート:7月9~13日、カタールマリーンが完売、アルシャヒーンの供給減で

2018/07/16 07:00

中東原油/コンデンセート

9月積みの中東産原油の商いでは、カタールマリーンなどのカタール産原油が他の油種に先駆けて成約された。同国産アルシャヒーンの供給減が伝えられたことで、カタールマリンも相場が下支えされた。出光興産と米シェブロンがそれぞれ1カーゴのカタールマリンを購入していたようだ。価格はOSP指標に対し1桁台後半~10セント台前半のディスカウント。これらの成約により、9月積みカタールマリンはおおむね完売となった。一方、9月積みではアルシャヒーンの供給量が12カーゴと、例月と比べ23カーゴ少ない見通し。油田の生産設備で定期修理が計画されていることが供給減の背景。

 

アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート

米国産原油のアジア向けの商いでは、10月着としてマーズの韓国向けの成約が聞かれた。売り手の詳細は明らかでないものの、GSカルテックスとみられる韓国の需要家が、200万バレルを手当てした。価格はCFRベースでドバイ市況に対して1.00ドル切れのプレミアムだった。GSカルテックスは、9月着としてもマーズを200万バレル購入しているため、2カ月連続してマーズを手当てしたことになる。マーズはこれまで中国の需要家へ販売されるケースが多かったものの、中国政府が米国産原油の輸入に対して関税を課す意向を示しており、中国の需要家が引き取らなくなったカーゴが市場に供給されている。9月着のマーズとしては、GSに加えてJXTGエネルギーやマレーシアのペトロナスが購入していた。

 

南方原油/コンデンセート

9月積みベトナム産原油の商いでは、同国国営PVオイルがチムサオ、ルビー、タンロンの販売入札を開示した。これらの入札結果が、南方産原油全体の9月積み相場の行方を占うカギとなりそうだ。しかし、ここにきて、9月積みベトナム産原油の相場は前月より強くなることはなさそう、との声が増えている。中国の需要家勢が、WTIミッドランドをはじめ89月着の米国産原油の転売に動く公算が大きいためだ。「中国勢がリスクを取って、米国産原油を自国に持ち帰るとは思えず、もし期近着カーゴの転売に動けば、ベトナム産原油は下げ圧力が強まりそう」(シンガポールのトレーダー)PVオイルは、チムサオの販売入札の最初の応札を13日に締め切り、20日前後をめどに2回目の応札を募る見通し。ルビーとタンロンの販売入札は既報のとおり、18日に応札が締め切られる。

 

 

 

 

 

東京 : 原油・コンデンセートチーム  高木  03-3552-2411
Copyright©2019 RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.
facebook      twitter

About SSL?