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アジア石油製品:9月3~7日:北海道地震で石油製品輸入の可能性

2018/09/10 07:00

 ガソリン

 韓国積み91RONガソリン(SR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況に対し1.701.80ドルのプレミアムともち合った。日本向けの需要が増える可能性が出ている。北海道では、6日午前3時に最大震度7の地震が発生。この影響で、出光興産の北海道製油所(日量15万バレル)常圧蒸留装置を含む精製装置が自動停止した。一部の日本商社が、韓国品の輸出余力の確認に動いているとの情報がある。いまのところ、具体的な取引の情報は寄せられていない。ただ、同製油所の稼働停止が長引く場合、日本の需要家は輸入に踏み切ることは考えられる。

 

 ナフサ

 中東積みナフサの市況連動相場は、中東市況に対し10.0015.00ドルのプレミアムと、5.00ドル安。需給緩和感の台頭を受けた。中東石油会社の販売入札が続いている。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)は、入札を通じて9月末積みナフサの販売に動いている。また、クウェート石油(KPC)10月上旬積みカーゴの販売入札を実施した。

 

 中間留分

 韓国積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況に対し3545セントのディスカウントと25セント軟化した。韓国石油1社は、9月中旬積みとしてMR船型の販売に乗り出している。同カーゴについて、買唱えはFOBベースでシンガポール市況に対し4050セントのディスカウントで聞かれる。サウジアラムコも、9月下旬S-オイル製油所出しジェット燃料の販売に動いているようだ。他の韓国石油1社は、先週までに9月下旬積みのジェット燃料MR船型をスポット販売したことが判明した。価格はFOBベースで同市況対比40セントのディスカウントと伝えられる。

 

 

 重油

 出光興産が1012月北海道着として0.33%S重油のターム買付け入札を実施している。数量は、11月着が2万トン型1カーゴ、12月着が2万トン型2カーゴ、この他オプション付きのカーゴがある。これは、昨年同期の購入数量より減少している。昨年同期は決定量が8万トン、オプションが4万トンだった。出光興産は、北海道電力へ発電燃料として低硫黄重油を供給している。北海道では、6日午前3時頃に最大震度6強の地震が発生したことにより、北海道電力の火力発電が一時全基停止していたものの、午後には石炭発電1基が復帰した。しかし、被害が出ている他の3基は少なくとも復旧には一週間以上かかる見通し。また、石油火力4基計140Kw7日にも再起動させるなどの応急措置が聞かれた。

 

 

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