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アジア石油製品:10月1~5日:ナフサ高から割安な液化石油ガス(LPG)調達の動き

2018/10/08 07:00

 ガソリン

北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場はもち合った。商談は11月積み玉に移行しているものの、相場の基調がやや弱含んでいるとの見方が台頭している。北半球で冬場の不需要期に向かっているため、トレーダーの調達意欲が後退しているようだ。台湾中油(CPC)は、11622日積みの92RONガソリン(0.001%S)MR船型の販売入札を実施した。なお、べトナムのニソン製油所(日量20万バレル)が先に実施した、92630日積み3万トンの95RONガソリンの販売入札について、買い手は日本の元売り1社だったもよう。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、日本着のオープンスペック品の成約可能な水準は、日本市況に対して45ドルのプレミアムとみられている。韓国のLGケムが、入札を通じて11月後半着カーゴを2ドルのプレミアムで成約したと伝えられている。一方、需要減少から北東アジアのスポット相場は弱含むとの見方がある。原油相場の高騰に伴うナフサ高から、割安な液化石油ガス(LPG)を調達する動きが強まる可能性があるためだ。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場はもち合った。韓国石油1社が、11月積み0.05%S軽油をFOBベースでシンガポール市況に対し小幅ディスカウントで販売。このカーゴは台湾周辺の漁船向けとみられる。一方、0.001%Sの需給も引き続きタイトとの指摘が聞かれ、インドのバハラット石油(BPCL)が運営するムンバイ製油所のトラブルが影響しているもよう。同製油所8月に発生した停電の影響で、現時点もフル稼働できない状態が続いているという。インドではモンスーンシーズンが終わり、軽油需要が高まっているため、輸出余力が低下しているようだ。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR)の市況連動相場は、シンガポール市況(180cst)に対し70.0080.00ドルのプレミアムと横ばい。このところの原油市況の急騰を背景に、低硫黄重油の発電コスト高が懸念され、液化天然ガス(LNG)や石炭を優先的に買い付ける電力会社が多いとの声が聞かれる。一方、東南アジアからまとまった売りが少ない中、冬場の需要期に向け供給が引き締まりそうだ。

 

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「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

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