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アジア石油製品=11月26~30日:シンガポール市況の軟化や海上運賃の上昇が下押し

2018/12/03 07:00

 ガソリン

 韓国積み92RONガソリン(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。シンガポール市況の軟調に加え、海上運賃の上昇などが重なった。シンガポール市場では、このところトレーダーの売りが強まり、92RONガソリンの市況連動相場は30セントのディスカウントまで弱含んだ。また、冬場や年末の影響などで、シンガポールと韓国間のMR船型の運賃はバレルあたり1.30ドル強で推移している。韓国石油会社やインドネシア国営プルタミナなどは足元、来年のターム契約の交渉に注力している。

 

 ナフサ

 北東アジア着相場は日本市況に対して横ばいで推移している。このところ、中間留分の堅調なクラックマージンに加え、ドバイ原油や重油とのマージンも上昇基調を続けている。このため、製油所の生産意欲は総じて高い。結果としてナフサの余剰感は解消されず、相場の弱材料となっている。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は、上げ下げの大きい展開となった。週前半に供給過剰感が後退し、取引可能な水準が切り上がったものの、週後半には再び供給過剰感から下落した。日本の元売りは、国内市場での需要不振などから、依然として12月積みカーゴの販売を続けている。相場の基調は著しく弱いとの見方が目立っている。また、軽油やガソリンの市況が落ち込んでいることを背景に、一部の韓国石油会社が減産を検討しているとの情報も伝えられた。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は変わらず。出光興産による201913月北海道着の低硫黄重油のターム買付け入札は、現段階でも開示されていない。その背景には、北海道電力が新規の液化天然ガス(LNG)火力発電所の運転開始を前倒していることがありそうだ。韓国東西発電(EWP)は先週、低硫黄重油の発電プラントを稼働していたものの、今週入り再び停止した。このため、低硫黄重油の在庫消化が進まず、少なくとも12月着カーゴの買い予定はないとしている。韓国地域暖房公社(KDHC)29日、12月着として0.3%S重油6万トンの買付け入札を開示した。

 

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