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アジア石油製品=12月3~7日:韓国積み高硫黄重油の価格下落、需要減観測で

2018/12/10 07:00

 ガソリン

 北東アジア積みガソリンの市況連動相場は弱含んだ。需要不振や海上運賃の高騰が、相場を下押した。韓国とシンガポール間のMR船型の海上運賃はバレル当たり1.60ドル以上まで強含んでいる。その上、シンガポール市場では92RONガソリンの市況連動相場が60セントのディスカウントに弱含んでいる。台湾フォルモサ石油化工(FPCC)5日、入札を通して1月上旬積みの93RONガソリンMR船型3カーゴを販売した。これらは、トレーダー1社がFOBベースで同市況対比30セント近辺のプレミアムで買い付けた。この買い手はMR船型3カーゴ分をLR2船型で引き取るため、割高な価格で成約されたと見られる。

 

 ナフサ

 アブダビ国営石油会社(ADNOC)がパラフィン系ナフサなど複数種類の12月後半積みスポット玉を販売。価格はFOBベースで同市況に対し1桁台半ば~後半のプレミアムだった。この水準について市場では、「当初の予想より高い印象。市場に強材料はみられない」との声が聞かれた。また、ADNOCのターム契約について、「供給余剰感が強く、アジアの需要家は足元の市況が悪化していると見ている」と市場関係者は伝えている。また、「同社によるスポット販売量は2月ころまで減少するだろう」()とみられている。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油の市況連動相場は弱含んだ。海上運賃の高騰に加え、需要不振が重なった。台湾中油(CPC)6日、入札を通して1月積みの0.001%S軽油30万バレルを販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況(0.001%S)に対し1.25ドルのディスカウントと伝えられた。また、台湾フォルモサ石油化工(FPCC)6日、1月中旬積みの0.001%S軽油75万バレルの販売をほぼ決着した。価格はFOBベースで同市況対比1.00ドル強のディスカウントになりそうだ。買い手がLR2船型で引き取りが可能なため、割高な価格で成約される。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(380cst)の市況連動相場が下落した。需要減の見通しが相場を下押した。韓国品の主要な仕向け先である中国の需要が減少しそうだ。中国では冬場のスモッグ問題により、バンカー供給が滞っているため、重油カーゴの輸入量が減りそうだ。一方、シンガポール市場ではアービトラージ玉の到着が増え、在庫が積み上がっている。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

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