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アジア石油製品=1月28日~2月1日:0.05%S軽油は上昇、硫黄分規制による需給の引き締まりで

2019/02/04 07:00

 ガソリン

 北東アジア積み92RONガソリン(MR船型)の市況連動相場はまちまちな動きとなった。韓国積みは横ばい。中国積みはペーパー市況が期先高を広げ、押し上げられた。シンガポールのペーパー取引では、2月と3月限および3月と4月限の格差はいずれも60セントの期先高に拡大している。一方、シンガポール積み92RONガソリンの市況連動相場に大きな変化がないことに加え、海上運賃が依然として高止まっているため、韓国積み92RONガソリンの相場は上伸力に欠けたまま。

 

 ナフサ

 3月前半/4月前半のタイミング・スプレッドが一段とバックワーデーションを拡大している。中東やインドの一部の製油所が定修入りしており、供給薄が続いている。また、天候不順により欧州からのアービトラージ品の到着が遅れている。このため足元ではアジアでの品薄感が顕著となっている。一方、先行きには市況悪化による安値感が生じている。その背景として、ガソリンやエチレンなど石化製品の市況低迷により、基材となるナフサの需要も後退するとの見方がある。さらに米シェールオイルの増産でナフサにも供給過剰感が生じるといった観測も弱材料とみられている。

 

 中間留分

 韓国および台湾積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は、需給引き締まりを受けて上昇した。3月以降、台湾周辺の船舶向けとして0.05%S品の需要が強まるとの見方が台頭している。また、中国沿岸部では、国際海事機関(IMO)による船舶燃料の硫黄分規制が既に導入されていることから、近隣の韓国などでは0.05%S軽油が船舶向けに供給されはじめているという。このため、カーゴとしての輸出が減少するとの指摘が聞かれる。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は、安値の売り物が消化されたことを背景に上昇した。韓国地域暖房公社(KDHC)29日、2度目の入札を通して2518日着の0.3%S重油3万トンを買い付けた。これは、ハンファがCFRベースでシンガポール市況(180cst)に対し68.43ドルのプレミアムで落札した。他の応札価格もCFRベースで同市況対比70.00ドル近辺のプレミアムが中心だったようだ。KDHCによる前回の買付け入札は、最安値の応札価格がCFRベースで同市況対比67.00ドルのプレミアムだったものの、入札が取り消された。

 

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