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アジア石油製品=3月4~8日:製油所の定修を背景にスポット供給はタイト感が続く

2019/03/11 07:00

 ガソリン

 韓国積み92RONガソリン(MR船型)の市況連動相場は上昇した。シンガポール市況の強さが影響した。また、フレートも下落しているため、相場の基調は強い。しかし、いまのところ4月積みの取引は聞かれない。北東アジア石油会社は、4月積みの輸出計画を決めていないところが多そうだ。一方、ベトナム向けの需要が減退する可能性がある。ベトナムのニソン製油所(日量20万バレル)は、46月に予定していた定修を1012月へ延期するとの情報がある。

 

 ナフサ

 北東アジアでは、韓国のLG化学やハンファトタルなどがナフサクラッカーの定修入りのため稼働を停止した。今後、ナフサ需要は減少する見通し。一方、台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)は、麦寮製油所(日量54万バレル)の第2常圧蒸留装置を、413日まで定修のため停止している。その他、アジアでは依然として定修中の製油所が散見されており、供給面もタイト感が続いている。また、4月の欧州からアジア向けアービトラージ品の供給量は150万トンを下回るとみられ、アジアのナフサ市況にとっては強材料となる。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は強含んだ。需給の引き締まりが相場を押し上げた。製油所の定修を背景に、4月北東アジア積み0.05%S軽油のスポット供給は少なさそうだ。0.05%S軽油だけではなく、0.001%S軽油の供給にも引き締まり感がある。一方、台湾周辺の海上向け需要が回復している。韓国石油1社が7日、4月ヨウス積みとして0.05%S軽油の販売に乗り出している。台湾積みは、韓国積みに連動高となった。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。アジアでは冬場の需要期が終わりに差し掛かっている。韓国東西発電(EWP)31721日着0.3%S重油3万トンをシンガポール市況(180cst)に対し67.35ドルで買い付けた。売り手はGSグローバル。この入札に参加した他のトレーダーの売唱えは、CFRベースで同市況に対し70.0080.00ドル台のプレミアムだった。一方、供給面では台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)をはじめ複数の石油会社が、製油所を定修のため停止している。重油の供給も減少する見通しから、「需要が減少しても、アジアの重油相場は堅調に推移する可能性がある」(市場関係者)という。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

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