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アジア石油製品=4月8~12日:日本着相場は軟化、5月後半着の取引が活況なものの、需給緩和で

2019/04/15 07:00

 ガソリン

 北東アジア積み92RONガソリン(MR船型)の市況連動相場は上昇した。供給の引き締まりを受けた。中国石油1社が10日、51819日華南積みとして92RONガソリンMR船型を販売した。シンガポール市場でも品薄が続き、市況は強含んでいる。これが、韓国積み92RONガソリンの相場を押し上げた。一方、ベトナムから5月分として合計6万トンの買いが見られる。内訳は、95RONガソリン3万トンと92RONおよび90.8RONガソリン合計3万トン。

 

 ナフサ

 北東アジア市場では、5月後半着品の取引が活況となっている。トレーダー筋によると、「成約は増えているものの、現在の日本着相場は軟化している」という。その理由として、韓国勢を中心に、アジアでは製油所の定修明けが重なり、ナフサ供給が回復しつつある。一方、ナフサクラッカーの定修入りで需要は減少する。このため、需給緩和が進んでいることが挙げられる。また、7日にフォルモサ石油化学(FPCC)のグループ会社であるフォルモサケミカルズ・アンド・ファイバー(FCFC)の第3アロマ装置で火災が発生した。FPCCのナフサクラッカーの平均稼働率が3分の1程度へと低下しているようだ。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は下落した。供給増の見通しから、トレーダー筋が買値を引き下げている。製油所の定修明けや灯油の需要期が終わり、5月北東アジア積みの供給は増える傾向にある。その中、北東アジアの石油会社が5月積みのスポット販売を本格化している。台湾中油(CPC)10日、入札を通して5月積みの0.001%S軽油45万バレルを販売した。詳細は判明していないものの、落札価格は事前の予想より安いようだ。韓国石油1社は近く、5月積み0.001%S軽油の販売に乗り出す方針。日本の元売りも5月積みの販売を進めていた。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(380cst)の市況連動相場は下落した。シンガポール市況連動相場の軟化につれ安となった。依然としてアジアの需要が弱い一方、売り物は潤沢だ。その背景には韓国のS-オイルが、定修中のオンサン製油所の第2残渣油流動接触分解(RFCC)装置(日量73,000バレル)で処理できない重油の輸出を増やしていることがある。同装置は今月末にも再稼働する見通しだったが、トラブルを受けてフル稼働が56月にずれ込むとの観測が浮上している。また、市場関係者によると、今年1月にブラジルで発生したダム決壊の影響で、依然としてバルク船の運航数が減少。世界的にバンカー需要が減退しているとの指摘がある。

 

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「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

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