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アジア石油製品=6月17~21日:日本着相場はプレミアム圏へ上昇、ナフサクラッカー稼働再開による需要回復で

2019/06/24 07:00

 ガソリン

北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。需要不振が相場を下押した。主要な需要国であるインドネシアの買いが低迷している。インドネシアはターム品で需要をカバーしているとの声が聞かれる。中国石油1社は19日、72021日華南積みの92RONガソリンMR船型をスポット販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し60セントのプレミアムと伝えられた。台湾石油2社は7月積みの販売を終えている。台湾積み93RONガソリンの相場は、中国積みに連動して下落している。

 

 ナフサ

 アジアでは、ナフサクラッカーの再稼働が相次いでおり、需要が回復している。オープンスペック・ナフサの日本着相場は、日本市況に対しプレミアム圏へと転じている。韓国のLG化学は19日、デサン工場のクラッカー(エチレン年産127万トン)を再稼働、ハンファトタルは今週、デサン工場のクラッカー(同年産130万トン)を再稼働したと伝えられる。また、マレーシアのペトロナスとサウジアラムコは石油精製・石油化学プロジェクト(RAPID)の一環として、ナフサクラッカー(年産120万トン)の稼働を開始したもよう。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は需要不振を受けて下落した。中国沿岸部で禁漁期間が始まるなど、低硫黄軽油の買付けに動くトレーダーは限られる。市場関係者によると、中東系トレーダーが、韓国積みMR船型1カーゴの0.05%S品を購入。価格はFOBベースでシンガポール市況に対し1.60ドルを超えるディスカウントという。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(380cst)の市況連動相場はもち合い。ただ、韓国やシンガポールをはじめアジア市場ではトレーダーの買い気が増している。韓国では、ブレンディング用基材や高硫黄重油の輸入が伸びているもよう。また、180cst品および380cst品のシンガポール市況は、中東やインドの夏場の電力向け需要やストレートラン重油の取引が増えていることを背景に一段と上昇している。供給面では、6月のアジア向け重油の供給総量は550万トンと5月の600万トンから減少する見通し。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

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