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原油・コンデンセート=6月24~28日:8月NWSCが下落、ナフサ相場の下落で

2019/07/01 07:00

中東

 アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)が来月初めにターム契約者に通知するマーバンの6月積みOSPは、ドバイ市況に対するプレミアムが前月と比べおよそ10セント上方修正される、と中国の需要家は予想している。OSPを決定する際の判断材料となる8月積みマーバンの商いでは、序盤にメジャーの積極買いがみられ、複数の成約がOSP指標に対し25~35セントのプレミアムで具現。しかし、その後はナフサのマージン悪化が足かせとなり、マーバンの相場は一時的にOSP指標に対し小幅なディスカウントに転落。商い終盤は、売り物の消化が進んだことから、成約水準が5~15セントのプレミアムに回復した。これらの成約の平均価格が新しいOSPに織り込まれる公算が大きい。前回発表されたマーバンの5月積みOSPは、ドバイ市況に対し2.97ドルのプレミアムだった。

 

アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ

 8月積み東シベリア産エスポのドバイ市況に対するプレミアムは3.80~3.90ドルに縮小し、再び4ドルのプレミアムを下回る形となった。主要な需要家である中国では、ガソリンや軽油などのマージンが低下しており、一部の独立系石油会社が稼働を落としている。さらに、一部の国営石油会社が原油処理量の削減に動いているとの情報も寄せられている。露生産者スルグトネフテガスは、26日に締め切った8月積みエスポの販売入札で対象となる5カーゴ(12~16日積み、15~19日積み、18~22日積み、22~26日積みと25~29日積み)を販売した。これらのカーゴは、ドバイ市況に対して3.65ドル~4.10ドルの範囲のプレミアムで落札されたようだ。買い手として、ユニペック、三菱商事や欧州のグレンコアが挙げられている。

 

南方

 8月積み豪州産NWSCの市況連動相場はDTDブレント指標に対して5.45~5.55ドルのディスカウントに下落した。引き続きコンデンセートの低調な需要が相場を押し下げた。豪BHPビリトンは、同社に割り当てられた8月28日~9月1日積みのNWSC65万バレルを販売。価格はDTDブレント指標に対して5ドル台半ばのディスカウント。買い手は欧グレンコアとみられるトレーダー。一方、市場関係者からは、今後の南方産コンデンセート相場が底入れする可能性が指摘されている。先週以降、アジアにおけるナフサの精製マージンが改善しつつあるためだ。

 

 

 

 

東京 : 原油・コンデンセートチーム  橋本  03-3552-2411
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