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石油化学=7月8~12日:ベンゼン相場が一段高、原油や米国ベンゼンが高支え

2019/07/15 07:00

【アロマティクス】

 韓国積みのベンゼン相場は堅調に推移した。原料コスト指標となる原油相場が上昇したほか、輸出先となる米国のベンゼン相場が上昇したことで、韓国品の同国向け需要が高まることも意識された。このため、ショートポジションの買戻しも入り、相場は一段高となった。パラキシレン(PX)相場も原料高や、減産、設備の不具合などから水準が切り上がった。

 

【オレフィン】

 北東アジア着のエチレン相場は小幅に上昇した。前週末までに7月中国着が800ドルで成約されていたことが明らかとなった。一方で、前週に引き続き市場では売買ともに唱えの乏しい商況が続いている。原料コストに対しエチレン相場に割安感が強く、売り手は販売を手控えている。需要家も誘導品の採算性が低下しているものもあり、積極的な買付けに動きづらいのが実情となっている。供給の潤沢感が強まらない場合、需要家は売り手が交渉に応じる水準まで唱えを引き上げる必要があるとの声も出始めている。

 

 アジアのプロピレン市場は、いずれも強含んだ。

 北東アジア市場では、供給タイト感があるうえ、中国国内相場が堅調に推移するなか、売り手が販売を渋る格好となった。こうした状況下、相場はじりじりと上昇した。

 韓国積みでは、メーカー1社が8月積みと9月積み合計2万トンを市況連動価格で販売した。

 東南アジア市場では、先行き一部メーカーのナフサクラッカーが定修入りを予定しているなか、スポット需要が出ているもよう。

 

 アジアのブタジエン相場は、いずれも強含んだ。

 アジアのブタジエン市場は、台湾およびインドネシアのメーカーで先行き定修入りを予定しているほか、これまで韓国メーカーにトラブルがあったため、供給タイト感が続いている。

 東南アジア市場では、タイPTTGCが入札を通じ8月積みをスポット販売したほか、マレーシアのロッテケミカル・タイタンも7月16~8月5日積みを対象とする販売入札を実施した。

 

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