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LPG=7月8~12日:原油高で上昇も需給は緩い

2019/07/15 07:00

CFR極東:

 極東着相場は先週、原油相場の強さを受けて上昇した。しかし、LPG自体の需給は緩い。中東/極東のスポットフレート相場が70ドル台後半で推移しているにも拘らず、8月日本着市場では8月CP対比のプレミアムが一時、30ドル台前半まで落ち込んだ。売り手がフレートコストを転嫁できず、唱えを引き下げざるをえない状況が続いている。8月中国着の商談も上伸力に欠けた展開だ。商談水準は華東着プロパン単体で8月CP対比50ドル台前半のプレミアム、華南着プロパン/ブタン各1万1,000トンで8月CP対比40ドル台半ばのプレミアムでそれぞれ伝えられている。

 

FOB中東:

 7月CPはプロパンが385ドル前後、ブタンが375ドル前後と予想されている。先週は複数のスポット玉が市場に浮上してきた。トレーダー1社は11日、8月1~2日ルワイス積みプロパン/ブタン各2万2,500トンの売唱えを8月CP対比10ドルのディスカウントで提示。また、結果は明らかになっていないものの、クウェート石油(KPC)が8月11~12日積みプロパン1万1,000トン/ブタン3万3,000トン、BASFが8月8~9日積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを対象とした販売入札をそれぞれ実施した。KPCはこの入札に先駆け、3日締めの入札を通じて7~9月積みプロパン/ブタン各2万2,000トン計3カーゴも各月CP対比1桁台後半のディスカウントで販売していた。この他、7月31~8月1日カタール積みプロパン4万5,000トンが8月CP対比1桁台後半~10ドル台半ばのプレミアムで極東輸入1社に販売されたもよう。

 

アジア高圧:

 華南積みでは、商談の中心が8月前半積みに移っている。売唱えが8月CP対比50ドル台半ばのプレミアムで聞かれる一方、一部のトレーダーがフィリピン向けの供給確保を狙って商談入りに関心を示しているようだ。ベトナム向けでは、在庫補充を目的とした買い気が浮上。7月後半ハイフォン着が7月CP対比90ドル台半ばのプレミアムで成約された。

 

日本国内:

 先週の国内相場は小幅続落した。供給過剰が背景。京浜の陸上市場では複数のディーラーがプロパン、ブタンいずれも48,100~48,300円で売り唱えている。また、先週はプロパン、ブタンとも48,000~48,500円での成約が伝えられた。

 

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