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アジア石油製品=7月8~12日:北東アジア積みガソリンは強含み、需要増を背景にトレーダーの買い気が喚起

2019/07/15 07:00

 ガソリン

北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は強含んだ。需要増を背景に、トレーダーの買い気が喚起されている。これまでに、中東やインド以外に東南アジアからもスポットの買いが浮上していた上、日本でも複数の元売りが8月韓国積みカーゴを物色していた。夏場の需要期に差し掛かり、日本の国内市況も強含んでいる。710日時点で、東京商品取引所(TOCOM)8月限ガソリンの帳入値は57,570/キロリットルと、輸入試算を1,000円上回っている。また、アジアから米西海岸向けのアービトラージが開いているとも言われていた。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、韓国石化メーカーのナフサクラッカーが定修を終え、稼働率が上昇しているため、ナフサの在庫が減り始めている。このため、「韓国勢の買い気が本格化し、北東アジア市況が小幅に上昇している」(アジアの石化メーカー)という。また、欧米ガソリン市場の需給引き締まりで、アジア向けナフサのアービトラージ品が減少していることも、北東アジア相場を下支えている。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は続伸した。供給減の見通しが相場を押し上げた。精製マージンの不調を背景に、韓国や台湾の石油会社が減産を実施している。それに加え、日本の大手元売りも8月に減産を計画しているようだ。また、中国の石油会社が国内市況高を好感し、輸出を抑える傾向にある。しかし、需要に強さが見られず、相場の上げ幅は限られている。域外向けのアービトラージが閉じている上、豪州地域の需要も盛り上がりに欠けている。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は横ばい。北東アジアでは、0.5%S重油の売りがみられた。台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)は、7月末積み0.5%S重油12,000トンを販売したもよう。価格は明らかではない。また、8月韓国積み0.5%S重油に対し、FOBベースでシンガポール市況(180cst)に対し60ドルのプレミアムで買唱えが寄せられたものの、「かなり割安な買唱え」(北東アジアの市場関係者)との声が聞かれた。それ以前には、韓国のGSカルテックスが79月積み0.5%S重油(380cst)4万トン・3カーゴを6月に販売していたもよう。価格は、FOBベースでシンガポール軽油市況(0.001%S)に対し60ドルのディスカウントという。

 

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「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

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