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アジア石油製品=8月19~23日:0.05%S軽油は低調、需要不振で買い手乏しく

2019/08/26 07:00

 ガソリン

 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は先週末から弱含んだ。これまでの相場に対する過熱感から、トレーダーの買い気が後退した。ただ、中国や韓国の石油会社は引き続きスポットの売り物を抱えていると見られる。一方、ドバイ原油に対するガソリンの精製マージンは7.00ドル近辺で、大きな変化がない。

 

 ナフサ

 アジアでは、ナフサ市況が低迷している。米国などから液化石油ガス(LPG)の供給が増え、価格も安いことから、「アジア需要家がナフサの代替として割安なLPGを購入する流れが続いている」(アジア需要家)。このため、ナフサの需要不振が続いている。また、価格が低迷しているため、トレーダーなどのターム契約者は引取り数量を増やしている。また、このところドバイ原油に対する重油のクラックマージンが大幅なマイナス水準となっていることで、製油所軽質原油の使用を増やしているため、ナフサの得率が増加し供給も増えるとみられている。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は下げ幅を広げた。需要不振が相場を下押した。9月積みのスポット売り物は見られるものの、市場では買い手が乏しいようだ。台湾周辺の海上取引向け用の買い引き合いが積極的ではない。また、ベトナム向けにも需要が低迷しており、9月末積みに買いが浮上する可能性がある程度。ベトナムは製油所のトラブルを背景に、7月に輸入を増やしていた。ここにきて、製油所が通常運転に復帰し、供給不足が解消されているとの見方が聞かれる。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(380cst)の市況連動相場はもち合い。アジアでは、8月の域内向け重油供給量が530万~560万トンとなり、7月の530万トンから増加する見通し。欧州からのアービトラージ品は減少しているものの、中東からの輸出が堅調なようだ。このところ、ドバイ原油に対する重油のクラックマージンは大幅なマイナス水準にとどまっていることを受け、一部の韓国石油会社は、常圧蒸留装置の稼働率を引き下げているとの情報が聞かれた。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

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