原油・コンデンセート=11月18~22日:インドIOCが入札で4カーゴのアブダビ産原油を購入
中東原油/コンデンセート 1月積みアブダビ産原油の商いでは、インド国営石油会社が14日に締め切った1月積みサワー原油の追加買付け入札で、マーバンとアッパーザクムを2カーゴずつ購入した。IOCは、商い序盤に締め切った一回目の1月積みサワー原油の買付け入札で、2カーゴのマーバンを購入しており、これで計6カーゴの1月積みアブダビ産原油を調達したことになる。このほか、台湾中油(CPC)とタイ石油公社(PTT)が、1月積みサワー原油の買付け入札で、各1カーゴのアッパーザクムを手当てした。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート 1月積み東シベリア産エスポの市況連動相場は縮小した。中国の精製マージン悪化が、相場の重しとなった。露生産者スルグトネフテガスは、1月積みとして2回目の販売入札を20日に締め切り、2カーゴを販売した。落札価格は、ドバイ市況に対し6.70~6.90ドルのプレミアムと伝えられた。スルグトネフテガスは22日、1月積みとして3回目となる販売入札を締め切った。対象は下旬積みの3カーゴ。
南方原油/コンデンセート 1月積みマレーシア産ラブアンの市況連動相場は拡大。2020年1月の国際海事機関(IMO)による船舶用燃料の硫黄分規制強化を背景に、競合するナイジェリア産軽質原油やサハリン産ソコールの相場が上昇。これに伴ってラブアンの需要も強まり、相場が押し上げられた。同国国営ペトロナスが、30万バレルのラブアンを販売した。価格はDTDブレント指標に対して8ドル台後半のプレミアムで、買い手は欧ビトールと伝えられた。
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