原油・コンデンセート=12月16~20日:マーバンが下落、マージン悪化と供給増が重しに
中東原油/コンデンセート 2月積みアブダビ産マーバンの市況連動相場は縮小した。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国内にあるルワイス製油所(日量40万バレル)が2~3月に定期修理を行うため、マーバンの需給が悪化。さらにアジアにおけるナフサやガソリンの精製マージン相場が悪化しており、マーバンの相場は商い序盤と比べ弱含んでいる。17日のリムトレーディングボード(RTB)で英BPが1カーゴのマーバンを販売した。BPは2月1~25日積みのマーバンを、OSP指標に対して10セントのディスカウントで中国国際連合石油(ユニペック)に販売した。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート 1月積みスーダン産ダーブレンドの市況連動相場は拡大。国際海事機関(IMO)による船舶用燃料の硫黄分規制の強化を2020年1月に控え、硫黄分の低いダーブレンドの相場が上昇した。マレーシア国営ペトロナスは13日に締め切った1月積みダーブレンドの販売入札で、24
南方原油/コンデンセート 2月積みベトナム産チムサオの商いでは、IMOによる硫黄分規制を背景に、低硫黄重油の得率が高いチムサオの需要は好調だ。ベトナム国営PVオイルが16日に締め切った2月積みを対象とした販売入札で、1~5日積みと21~25日積みのチムサオ2カーゴを販売した。1~5日積みのカーゴをDTDブレント指標に対して7ドル台後半のプレミアムでトレーダーが調達。一方、21~25積みカーゴはユニペックが同指標に対して7ドル台前半のプレミアムで手当てした。 |