LPG=1月20~24日: 極東着相場が供給増で下落
CFR極東:
極東着相場は供給増を受け下落した。Rim Asia Indexは24日時点でプロパンが491.50ドルと17日比23.75ドル安、ブタンが564.75ドルと同23.75ドル安。米ガルフで懸念されていた濃霧が発生せず、ヒューストン・シップ・チャネルの船の航行が正常化されていることを受け、2月後半着米国産プロパン単体の売り手の数が漸増している様子。北海産ガス1社や華東輸入1社など複数の売り手に同荷姿の販売余地が見込まれている。ただ、商談の中心は3月着に移りつつあり、2月後半着の積極的な買い手は見当たらない。
FOB中東:
2月CP予想は荒い値動き。22日には原油安とサウジアラビアからの供給回復を背景に、プロパン454ドルまで下方修正されたが、その後はFOB中東積みカーゴに対する需給引き締まりを受け、プロパン485ドルに上方修正された。ブタンはプロパンを40ドル上回るとみられている。スポット市場では、2月後半積みプロパンリッチやプロパン/ブタン同率玉に対する買い気が浮上している一方、積極的な売り手が見当たらない。
日本国内:
陸上相場は週前半~半ばにかけて需給緩和を受けて下落。手持ち玉を抱える一部のディーラーが販売に積極的だった。一方、買い気は鈍かった。プロパンは気温低下が進まないため、給湯用需要が低調で、ブタンも工業用向け、タクシー用オートガス向けいずれの販売も振るわなかった。
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