国内石油製品=9月7~11日: 陸上 下げ一色、原油急落で先安観が台頭
【陸上】
東名阪の製油所出しは下げムード一色となった。週半ばに元売り各社が仕切り価格を前週から1円引き下げ、卸各社が一斉に値下げに動いたため。また、原油相場の急落で元売り各社が翌週も仕切り価格を引き下げるとの見方が台頭し先安観が広がった。月間平均玉の消化を進める動きが加速し、週末にかけて市況が下がり続けた。二次基地からの出物が多く、製油所玉と競合したことも相場の下押し圧力となったようだ。
【海上】
陸上市場同様に、元売り各社が仕切り価格を引き下げた週半ばに相場が一段下がった。原油相場がその日急落したこともプレーヤーの売りを誘った。その後は週末にかけて小動きで推移した。原油相場が上げ下げし、相場の方向感が定めづらかったことなどが背景にある。
こうした中、ガソリンはJOF市場の東西渡しでまとまった数量の成約が表面化した。元売りの買い気が背景にあるとみられるが、詳細は判然としなかった。
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