国内石油製品=4月5~9日: 陸上 東名阪は週半ばに上昇も週末にかけ軟化
【陸上】
東名阪の製油所出しは週半ばに上昇。ENEOSなど主要出し元各社が仕切り価格を前週から1円引き上げたため、卸各社が値上げに動いたためだ。しかし、その後は下落に転じた。週間原油コストが下落したため、元売り各社が翌週の仕切りを引き下げるとの観測が広がり、二次基地の在庫玉が売り込まれた。これに引っ張られる形で、製油所出しの市況連動玉も売りが優勢となった。
【海上】
ガソリン、軽油で旺盛な買い気が台頭した。ENEOSの各地の製油所で常圧蒸留塔(トッパー)の稼動が止まっており、国内需給に俄かにタイト感が広がった。元売りが国内海上市場でショートカバーの買いに動いたことがスポット市場の買い気につながったもよう。ただし、週末には一服感が出たことで凪状態が生まれた。
東京 : 国内製品チーム 須藤 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.