LPG=6月28日~7月2日: 相場が週の後半に急騰
CFR極東:
極東着相場は先週前半、供給の増加と原油安を背景に下落した。しかし、相場は1日に暴騰。米プロパンの低在庫を背景に、米大手供給1社が7~8月米ガルフ積みのカーゴを積極的にスポット市場で買い戻しているもよう。これを受けて、8月極東着の供給が引き締まるとの見方が浮上している。Rim Asia Indexは1日時点で、プロパンが689.75ドルと6月25日比34.00ドル高、ブタンが689.75ドルと同19.00ドル高。8月前半着プロパン2万3,000トンが6月28日に650ドルに相当する水準で成約された。
FOB中東:
7月CPはプロパン、ブタンとも620ドルで確定した。8月CP予想はプロパン、ブタンともに650ドル前後に上方修正された。中東トレーダー1社は7月ヤンブー積みブタン4万4,000トンがスポット販売可能と伝えられた。8月積みでは、日本元売り2社がプロパン/ブタン各2万2,000トンを8月CP対比小幅プレミアムで販売可能なもよう。一方、インド向けの買戻し需要を抱えるプレーヤーがFOB中東積み市場でのスポット調達を検討中とみられている。
日本国内:
7月渡しの陸上相場は7月CP確定後に急伸した。先高観を受けた。京浜相場はプロパンが74,400~74,500円、ブタンが72,500~73,000円で推移している。元売り1社はプロパン74,000円台後半、ブタン73,000円台前半でスポット供給中。
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