LPG=7月5~9日: 相場が週の後半に急落
CFR極東:
極東着相場は先週前半、需給逼迫を受けて急伸したものの、週半ば以降は原油安を受けて急落した。 8月前半着では、プロパン2万3,000トンが7日に8月CP対比24.5ドルのプレミアムに相当する水準で成約された。また、8月前半着プロパン4万6,000トンが8月極東着市況対比小幅ディスカウント~フラットで成約されたようだ。Rim Asia Indexは8日時点で、プロパンが656.25ドルと7月2日比23.75ドル安、ブタンが661.25ドルと同18.75ドル安。
FOB中東:
8月CP予想はプロパン、ブタンともに630ドル前後に下方修正された。8月積みでスポット玉が浮上している。カタール産ガス1社は販売入札を通じて8月前半積みプロパン4万5,000トンの販売に動いている。また、タイ輸入1社は8月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを8月CP対比小幅プレミアムで販売打診している様子。このなか、プロパン/ブタン各2万2,000トンの商談は8月CP対比フラットで展開されるとの見方が聞かれた。
日本国内:
先週の陸上相場は需給緩和を受け下落した。京浜では、一部の売り手がプロパン74,000円台前半、ブタン72,000円台後半で販売可能。8月CPが7月CPを上回るとの先高観が強いものの、実需が弱く、7月CP確定前に調達に動いた買い手も多かったことから、買い気は弱い様子。阪神ではプロパン73,000円台後半、ブタン72,000円台前半で売唱えが聞かれており、商談水準が京浜市場を下回った。