国内石油製品=3月14~18日:補助金増額で軟調、元売り月間玉が市場席巻
東名阪の製油所出しでは、ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが17日からの週決め価格を実質2.8円引き下げた。補助金が前週から7.3円上乗せされたため、元売りの仕切り引き下げ原資が増えた。これを受け、卸各社も値下げし、相場が応分に下がった。
また、主にENEOS、コスモ石油マーケ両ルートの基準月間平均玉が相当程度競争力を有し市場を席巻した。同玉は補助金が増額されたことを受け、23日までは他の元売りルートの売り物を圧倒する仕上がりとなった。利益確定売りが広がり、相場の下押し要因となった。
さらに、原油市況が急落したため、元売り各社が翌週も仕切り価格を引き下げるとの見方が広がった。先安観が出たことも卸各社の売りを後押しした。
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