原油・コンデンセート=3月14~18日:エネ庁、備蓄フートの売却入札を開示
中東 経済産業省の外局である資源エネルギー庁が、国家備蓄である中立地帯産フート原油の販売入札を開示した。締切りは4月8日。改札は即時。対象は白島国家石油備蓄基地内の30万キロリットル(約189万バレル)。払い出し期間は5月20日~8月31日。応札価格として、船積み月のサウジアラビア産エクストラライト(AEL)のOSP指標に対するプレミアム/ディスカウントを提示することになる。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 5月積みのサハリン産原油の商いでは、サハリン石油ガス開発(SODECO)は日本など北東アジアのターム契約者とソコールの引き取りについて交渉している。5月のSODECOには2カーゴの割り当てがある。SODECOは一部のターム契約者にカーゴの引き取りを要請しており、一部は購入を検討しているようだ。その他の極東産原油の商いでは、露生産者スルグトネフテガスは5月積みの東シベリア産エスポの販入札を開示していない。ウクライナ危機でロシア産原油の引き取りを敬遠する需要家が多いなか、「スルグトネフテガスは、入札ではなく、個別交渉でエスポを販売していく方針であるようだ」とシンガポールのトレーダーは指摘した。
南方 ベトナムの国営PVオイルは既報のとおり、10日に締め切ったチムサオの販売入札で対象となる26~30日積みの30万バレルをベトナムのビンソン石油精製化学(BSR)へ販売した。その後、価格はDTDブレントに対して8ドル台前半のプレミアムだったことが判明した。
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