東名阪の製油所出しでは、ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが24日からの週決め価格を実質1.6円引き下げた。これを受け、中間三品は卸各社が値下げに動き、相場が圧迫された。一方、ガソリンは堅調さがみられ、底上げされた。23日まで政府による補助金が上限25円支給されていたため、元売りの基準月間平均玉が同日まで競争力を持った。ところが、24日に補助金額が大幅に減額されると、こうした玉の競争力が削がれ、値上げが進んだ。23日までにショートポジションが膨らんだプレーヤーが多かったことや、先高観測が急速に高まったことから、週末にかけて買いが先行したことが相場の押し上げ要因となった。