石油化学=3月28日~4月1日:エチレン堅調、減産や定修で品薄
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は原油の動きに左右される展開が続いている。週明けに前週末と比べ一段水準を切り下げて以降は、軟調に推移している。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場も同様の展開になった。週半ばにはナフサ相場が大きく切り下がったこともあり、下げ幅を深める場面もみられた。一方、原料である異性化グレードのミックスキシレン相場は期近品に対する買戻しの動きが強まり、一時下支えされる局面もあった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン相場は強含んだ。原料コスト指標となる原油相場が依然として高水準で推移するなかエチレンメーカーが減産を維持しており、品薄感があることを受けた。当週の取引では、4月後半着が1,400ドルで成約されたと伝えられた。
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