東名阪の陸上製油所出しは軟化した。ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが14日以降の仕切り価格を実質的に2.6円引き下げた。これを受け、卸各社が応分の値下げに動いた。元売り各社が翌週も仕切りを実質引き下げるとの観測から先安観が強かったことも売りを後押しした。
翌週21日以降は元売りが仕切りを4円引き上げる一方、政府が補助金を4.7円増額するとの見方から実質0.7円の下げ予想が市場に広がっていた。ただし、翌週月曜日に原油高、円安がさらに進行すれば、仕切りが上がるとの見方もあり、週末には一定の買い気もみられた。エリアや油種によっては相場が小幅ながら底上げされた。