国内石油製品=4月18~22日:週半ばに相場が軟化、補助金増額で
東名阪の陸上製油所出しは週半ばに軟化した。ENEOS、出光興産が仕切り価格を実質的に引き下げた。原油市況が急上昇したものの、燃料油補助金が21日適用分から大幅に増額され、相場を押し下げる要因となった。また、21日まで仕切り価格が変わらないコスモ石油マーケティングルートの出物が1日だけ急激に価格競争力が高まり、市場に放たれた。同日分でオーダーを囲い込もうとする動きが広がり、相場を圧迫した。
週末の市場は方向感を失した。政府が補助金支給上限を引き上げるとの情報が市場に伝わると、適用日を巡って様々な憶測が飛び交った。28日からとみた業者は月内の手持ちを積極的に売り浴びせる一方、5月からとみた業者は値上げし手持ちを温存するなど対応が分かれた。
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