記者の眼記者の眼

第331回 (2026年1月21日)

 「今年で新年のご挨拶を最後とさせていただきます」という文面が増え、年賀状のやりとりがめっきり減った。いわゆる"年賀状じまい"だが、メールやSNSの普及に加えて、はがきが185円になりコスト高になったことも大きな要因のようだ。日本郵政は年賀状だけでも価格を据え置きにすればよかったのに、と思う。ただ、公表ベースで2026年の発行枚数は75,000枚で前年比3割減。15年連続して減少とのことで、もうこの大きな流れは変わらないようだ。

 

 実際、「さて、何を書くか」と年末の忙しい時期に自分を振り返っても、この歳になるとさして特筆することもなく、親の介護問題が増えてきたことくらいか。

 

 それでも、去年「東北旅行に凝っています」と私が書いたことを受けて、「八戸の知人を思い出して連絡を取りました」、「竜飛岬に行ってみました」、「夏の角館、予想外に暑かった」等々今年の賀状に返信を書いてくれる人が少なからずいて嬉しかった。前職の知人からは「初孫が生まれました」と、会わなくても近況報告が聞けるのはやっぱり嬉しい。高校時代の友人は、「コロナ以降ご無沙汰なので、今年こそ会おうね」とあり、懐かしくなってさっそく連絡を取った。彼女は高齢のご両親と同居しているのでコロナが落ち着くまで遠慮していたのだが、来週会う約束を取りつけた。減りゆく流れはあるにしても、自分としてはもう少し年賀状のやりとりくらい、続けようかなと思っている。

 

(工藤)

 

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