中国=2024年の電力需給はバランスとの見方
中国電力企業連合会が発表した報告書によると、中国の総電力消費量は2024年に9.8兆キロワット時に達し、前年比では約6%増加することが予想されている。通常の気象条件下では、同年の最大電力負荷は約14.5億キロワットとなり、前年より1億キロワット増加するとみられている。 ただし、消費量の伸びに不透明な部分もある。今夏の気象動向のほか、マクロ経済の成長、対外貿易の輸出状況なども電力消費の伸びに影響を与えそうだ。 一方、中国では発電能力も拡大している。太陽光や風力などの非化石エネルギーの急速な発展により、中国の新規発電能力は23年と同様に24年には再び3億キロワットを超えることが予想される。同年末までに、中国の発電能力は32.5億キロワットに達し、前年比で約12%増加するとの見方がある。 全体的にみると、中国の電力需給状況は24年には基本的にバランスすることが予想されている。 |
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