中国海洋石油集団(CNNOC)は30日、中国におけるグリーンエネルギープロジェクトの一環で、世界最大規模のLNGタンクを有したLNG基地の建設が終了した、と発表した。このプロジェクトは、容量27万立方メートルのタンク6基と容量22万立方メートルのタンク4基で構成されている。総貯蔵量は250万立方メートルで、国内最大のLNGターミナルとなっている。

　容量27万立方メートルのLNGタンクは世界で最も大きいとされる。各タンクは高さ約65メートル、直径100メートルで、標準的なプール614個分の貯蔵容量があり、約2,200万人が2カ月間使用するために十分な1億6,900万立方メートルの天然ガスの貯蔵が可能という。30日に、初のLNG船が基地に到着し、22万立方メートルのタンクに荷降ろしたもよう。

　現在、CNOOCのLNGタンクの建設技術は寧波と金湾のグリーンエネルギープロジェクトでも利用され、容量27万立方メートルのタンク11基を建設している。完成すれば、CNOOCの総貯蔵量は850万立方メートルを超えることが予想される。