シンガポール政府はこのほど、2025年1月から軽油を燃料とする乗用車とタクシーについて、新規の車両登録を停止すると発表した。商品運搬用の大型トラックやバス、さらに特定の条件を満たしたクラシックカーなどは例外として除外する。また、25年以前に登録された軽油乗用車は引き続き使用が可能だが、道路交通税などを値上げし所有の抑制を図る見通し。
シンガポール陸上交通庁(LTA、Land Transport Authority)によると、21年以降、軽油を燃料とする乗用車とタクシーの新規登録はすでに全体の1%未満まで低下しているとされる。LTAはまた、24年5月時点でシンガポールの軽油車両台数は商品運搬用の大型トラックやバスなどを含む全種で16万4,759と、車両全体の約17%を占めるという。しかし、乗用車とタクシー限定では1万9,972台にとどまるという。
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