22日 原油は続落、利益確定の売りとドル高が重石
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ53セント安の80.54ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同55セント安の85.23ドル/バレルと、いずれも続落している。 22日アジア午前時間の原油相場は軟調。WTI原油は19日までの急騰を受け、高値警戒感が生じていた。20日、WTIは納会を経て限月が代わったことで、エネルギー・金属鉱物資源機構の野神隆之首席エコノミストは、「利益確定売りが出やすくなっている状況」と指摘。さらに、同日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が実施され、年内に3回の利下げ方針が維持されたものの、現状の政策金利は据え置かれた。同氏は、「今は米ドルが上昇基調にあるため、ドル建ての原油に売りが入っている」と付け加えた。 日経平均株価は前日比100円15銭高の4万915円81銭で推移している。ドル円相場は1ドル=151.69円と、前日の17時時点(151.23円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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