14日 原油は反落、利益確定の売りで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は、前日終値と比べ27セント安の78.55ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同37セント安の80.64ドル/バレルと、いずれも反落している。
14日アジア時間午前の原油相場は反落。先週末から買いが殺到した反動で、利益確定の売りが優勢となっている。WTI原油先物は13日の海外市場で、期近物の終値としては2024年8月12日以来、約5カ月ぶりの高値を付けていた。野村證券の高島雄貴エコノミストは、「米国がロシアへの追加制裁を決めたことで、供給懸念が強まった」と述べた。市場関係者は、1月20日に発足するトランプ新政権の政策方針に注目している。トランプ氏は、対イラン制裁の強化に前向きな姿勢を示す一方、ロシアとは対話路線を重視しており、「現時点では不確実性が高く、市場の反応は限られそうだ」(同氏)。
日経平均株価は前日比828円16銭安の3万8,362円24銭で推移している。ドル円相場は1ドル=157.59円と、前日17時時点(158.39円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):173.88 (↑0.87)
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