17日 原油は堅調、ガザ停戦合意も慎重な見方根強く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ37セント高の79.05ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同30セント高の81.59ドル/バレルと、いずれも上昇。 17日アジア時間午前の原油相場は上伸。現地時間の15日夜、イスラエルとイスラム組織ハマスが停戦と段階的な人質解放で合意した。これを受け、16日の相場では中東和平の進捗が見え相場の下げに繋がったものの、中東和平に懐疑的な見方も根強く揺り戻しに繋がったようだ、と三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員は伝えた。 今後の相場について、20日に控えるトランプ氏の大統領就任を待ち、様子見姿勢が根強いという。トランプ氏就任後も政策の全体像が見えるまでは、上げ下げの方向性が読みにくい不透明な相場が続くだろうと指摘。加えて23、24日には1月の日銀の金融政策決定会合が予定されており、同会合を受け原油相場にも影響があるだろうと芥田氏は結んだ。
日経平均株価は前日比420円71銭安の3万8,151円89銭で推移している。ドル円相場は1ドル=155.32円と、前日の17時時点(156.19円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
|