国内石油製品=2月26日~3月1日:陸上ガソリン、年度末入りで強弱交錯
年度末相場に入り、陸上ガソリンは強弱材料が交錯し始めている。3~6月にかけて複数の製油所が定修を迎えるほか、3月初旬に山口製油所(日量12万バレル)が精製事業を終了するため、商流の変化が出るのは必至。
一方、年度末の実績作りに向け、手持ち業者から売り圧力が強まるのも毎年恒例だ。千葉は月変わりを挟み週間でもち合いの132.4円、阪神は週間比0.35円高の132.15円で終えている。
気象庁が2月29日発表した1カ月予報によると、気温は全国的に平年を上回るようだ。戻り寒波が一巡し、インバウンドや春の行楽需要の増加が見込めればガソリンや軽油の小売需要もそれほど悪くないと見ることもできる。複数の市場関係は、ENEOSと出光興産の2月ガソリン小売販売がおおよそ前年並みと伝えた。今年は閏年で1日多いため、実際には前年割れとみられるが、小売販売は思いのほか手堅かったようだ。
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