原油・コンデンセート=5月20~24日:6月バスラミディアムが成約
中東 6月積みイラク産の商いでは、インドネシア国営プルタミナが実施した6月積みバスラミディアム100万バレルを対象とした販売入札は、仏トタルエナジーズが落札した。落札価格は、OSP指標に対して70セント~1.00ドルの範囲内のプレミアムだった。7月積みオマーンの商いでは、 台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)はこれまでに、小規模入札をとおしてオマーンを200万バレルスポット購入したもよう。英蘭シェルがドバイ市況に連動した価格で販売した。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 北東アジア着の米国産WTIの商いでは、韓国のGSカルテックスが8月着米国産WTIとWTLを計200万バレル購入した。売り手は米シェブロン。これはGSカルテックスが8月着として購入した米国産原油としてVLCCで3カーゴ目となる購入のようだ。価格の詳細は明らかでないが、WTIの成約可能水準では足元で、CFRベースでドバイ市況に対して4ドル台前半のプレミアムまで縮小しているとの見方が寄せられた。アフリカ産原油の商いでは、中国石油天然気(CNPC)の傘下にあるセニングが6月積みのニジェール産の重質スウィート原油であるメレク(Meleck)を2カーゴスポット販売した。買い手は英のシェルと欧州のビトール。詳細は不明ながら、価格はDTDブレントに対して2~3ドル台のディスカウントだったとの情報が寄せられた。
南方 入札関連では、インドネシア国営プルタミナが実施した同国石化TPPI向け7~8月着コンデンセートの買い付け入札が落札された。プルタミナはこの入札を通じて2カーゴを購入した。同社は詳細を明らかにしていないものの、市場関係者によると、NWSCが2カーゴ落札され、英BPが7月4~8日積みを、豪ウッドサイドが7月30日~8月3日積みをそれぞれ応札して、落札したようだ。この内、BPはCFRベースでDTDに対して8ドル前後のディスカウントで落札した、との情報が寄せられた。7月積み豪州産の商いでは、仏トタルエナジーズが実施したイクシスコンデンセートの販売入札は、韓国のSKエナジーが落札し、落札価格はCFRベースでDTDブレントに対して2ドル台~3ドル台のディスカウントだった。 |
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