石油化学=6月3~7日:エチレンに底打ち感、メーカーの生産調整で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週半ばに大きく水準を切り下げた。原油相場の下落に引きずられた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は軟調となった。前週に恒逸ブルネイで発生した火災を受け相場が上昇したことによる反動安となった。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン市場は、7月品の商談の時期に差し掛かっているものの静かな商況となった。このところのエチレン相場の軟調さを受け、韓国の一部エチレンメーカーは7月に稼働率の引き下げを計画していると伝えられた。需要は依然として弱く需給に緩和感があるものの、メーカーの売り圧力は後退していると指摘された。
アジアのプロピレン市場は堅調に推移。
北東アジア着の市場では、輸入品の売り物が少ない一方、中国向けの買い気が増えていることを受け、相場の基調が強い。FOBベース市場では台湾中油が6月積みをスポット販売した。
東南アジア市場では、マレーシアの石化メーカー1社が販売入札を実施したほか、フィリピンの石化メーカー1社もスポット玉を販売した。
アジアのブタジエン市場は様子見ムードが強い。
アジアのブタジエン市場では商談できる売り物が少ないなか、取引が全般的に静かな商況となった。
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