国内石油製品=8月26~30日:陸上ガソリン、台風襲来で需要後退
陸上ガソリンは、お盆期間の需要は堅調との声が多かったものの、月後半は台風10号の上陸で実需は鈍化した。特に西日本は直撃したため、SSの休業や転送船の遅れ、さらに雨風で取引や配送ができない状況となった。月末を迎え、玉枯れ感が残ったものの、実需の後退からとくに京浜地区で大きな混乱は見られなかった。30日は9月商談を見越し、買い気が後退。台風10号の被害、さらに台風11号の発生なども弱材料視された。千葉は週間比2.6円安の132.7円、阪神は同0.65円安の133.75円。
9月は三連休が続くため、行楽需要の期待が高い。ただ、一方で台風の発生や接近なども想定されるため、需給面では先行き不透明感が強い月となりそうだ。自民党総裁選も予定されており、株価や為替の変化、さらに補助金に対するコメント有無も注目したい。
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