ENEOS=住友商事らとマレーシアの水素事業協業へ
ENEOSは23日、住友商事とSEDCエネルギーの3社で、マレーシアサラワク州の水力発電所で進めている数万トン規模のCO2フリー水素製造、および国外需要地に海上輸送事業の協業を検討すると発表した。水素サプライチェーン構築を推進、強化する。
ENEOSは、水素の輸送形態の一つとされるメチルシクロヘキサン(MCH)を製造し、海外輸送を担当する。住友商事は水力発電から水素製造の事業性評価、SEDCエネは立地選定や現地調査の検討など、全体サポートを担当する。
サラワク州は、水力資源が豊富で、現在350万kWの水力発電所が稼働中。2025年までに130万kW級の水力発電所増設を計画している。水力発電は出力変動が少ないため、余剰電力を水電解することで安定的かつ安価にCO2フリー水素を製造することができる。
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