中国=三江化工、100万トン級エチレンプロジェクト建設へ
中国の石化メーカー三江化工有限会社がこのほど、100万トン級エチレンプロジェクトの起工式を中国化工新材料(嘉興)園区で行った。
同プロジェクトは総額100億元を投資し、年産125万トンのエチレンプラントと年産100万トンのエチレンオキサイド(EO)/エチレングリコール(EG)装置などの施設を新設する。2021年8月に完工する予定。
同プロジェクトのエチレン設備には世界でも最先端の特許技術を導入し、エタン、プロパン、ナフサを主原料とする。原料を多種化することで、原料を1つに絞ることによるリスクを避ける同時に、原料の価格が変動した際、各原料の使用比率を調整して利益の最大化が実現できるという。また、EO/EG装置は、市場価格の変動によって、2つの製品の生産量の割合を柔軟に切り替えられるため、利益の最大化が実現できる。
三江化工は2003年に設立された民間企業で、現在、5基のEO装置/年産60万トン、3基の活性剤装置/年産40万トン、2基のポリプロピレン設備/年産60万トン、MTBE1基/年産12万トンを保有している。
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