インドネシア=カーギルがパーム油リファイナリーを建設
国際的なコモディティ大手カーギルはこのほど、インドネシアにパーム油リファイナリーを建設すると発表した。同社は穀物、コーヒー、砂糖、綿花、ゴム、石油など多くのコモディティを扱う商社で、中でも穀物の扱い数量は世界最大級。世界の食糧貿易に大きな影響力を持つ。 新リファイナリーはインドネシアのスマトラ島南ランプン州に建設する。投資額は約2億米ドル。パーム油は食用植物油としてだけでなく、食品安定剤など多岐にわたり利用されており今後の需要の増加が期待されている。 インドネシアは世界最大のパーム油生産国。カーギルは今回、同国で持続可能なパーム油の生産を実現し、北米や欧州向けのサプライチェーンを構築する計画だ。リファイナリーの建設はすでに始まっており、2022年末までに操業を開始する予定となっている。 |
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